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久しぶりに卒園アルバムをとりに来園されたお母さんに「〇〇くん 元気に学校に行っていますか?」と尋ねると 「ええ 元気には行っているのですが成田幼稚園の時はみんなやさしかった!」と。「じゃあ 学校ではやさしくないのですか?」と聞くと「こわい!って言っています」と。そういえば他のお母さんからも学校で「殺すぞ!」という言葉を言う子どもがいて こわいです~と聞いたことがあります。
小学校はいろんな幼稚園や保育所などから集まってくる地域の教育機関ですから 教育環境もそれぞれです。
「幼稚園教育は環境によるものである」と教育要領に示されていますが 例えば「顔」の絵を描く場合 すでに先生が肌色と決めつけ どの子もみんな同じ色・目・鼻・口も指示され出来上がった作品を壁に貼るとみんな同じ~という園があります。
幼い場合 子どもは好きな色があり 緑や青・ピンクなどをぬる子もいます。「エー 顔が緑色?この子おかしいのでは・・・」と大人は思いがちです。
しかし聞いてみると服も緑をいつも選ぶとか。お母さん笑ってる~とピンク色にしたり その子 その子の心の思いが表現されているので 間違っていたり おかしくもありません。 そういう道を 通ってこそ 概念的に「顔は肌色」を自分の力で理解していけます。
心の思いを引き出さず教えこむ教育環境であったり 子どもにとって肌のぬくもりは大切でも時間によってシフト制になっているお母さんでない人の感触(それが肌のぬくもり?)が日常でいつのまにかがまんの強い子になっている場合は少しずつ少しずつたまると だんだん成長してくると 沸沸と湧いて出てくる子もいます。
その表れが人をいじめたり 暴言を吐いたりになります。
本園では型にはまった教育はしていませんし 保護者も協力してくださり いつも子ども達が肌のぬくもりを感じられるキョリにお母さんがいらっしゃる。その上 仏教の教えにそった教育により善悪の判断を仏様のお話をすることで人としての生き方の大切さを学んでいます。そこにはやさしさがあります。
今こそ 仏教の教えの大切さも感じています。幼児期こそ一人の人間の基礎 土台をつくる大切な時期であることを 多くの人に知ってもらいたいですね。
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