入園前のお子さんをお持ちのお父さんお母さんへ
いよいよ幼稚園選び(さがし)の時期になりましたね。
最近では幼稚園が「認定こども園」になっていたりしてとまどわれているのではないでしょうか・・・
「幼稚園」という場のあり方受けとめ方がさまざまになってきていることは事実です。
それは子どもの側からそのようになっていかなければならない要素があったのでしょうか。
いいえ決してそうではありません。大人の側からの都合によるものなのです。
確かに昨今の社会情勢から各家庭の収入が低くなっていき夫婦の労働形態の
増えつつあることで幼稚園の形態も変わりつつある状態に突入してまいりました。
それでも私は思うのです。本来の幼稚園教育の大切さを!!
日本に幼稚園ができたのは1876年東京御茶ノ水女子大に付属として設置されました。
改定はされながらも「幼稚園教育は幼児期の特性をふまえ環境を通しておこなうものであることを基本とする」と示されています。
すなわち幼児期の子どもの発達を正しくとらえ子どもの側に立った的確な環境を意味しているものでした。
しかしその子どもの側に立った環境がくずれつつあると感じています。
一般社会の中で幼児期の子どもの心身心も体もまだまだ幼いのですよ~ということが重要視されていません。
元気で楽しい笑顔の子ども達です。でも一方でとてもとても神経過敏で
繊細な心を持つ一人の人間だということを・・・・・
ついこの間この世の中に誕生し一人の人間としてのスタートのホヤホヤの時期
であることを考慮してもっともっと子どもの発達に気を使うべきだと思うのです。
腫れ物にさわるような気の使い方ではありません。「幼児期」は特別な時期
言いかえれば人格形成の基礎・土台となる時期だということを認識し子どもの側に立った環境を考えてこそ本来の幼稚園教育昔ながらの幼稚園なのです。
その形態を私どもは存続していきたいと思っています。
もちろん本園では子どもの生活に合わせたシフトの組み方を考え預かり保育も
活用しながら仕事をされているお母さん達がたくさんいらっしゃいます。
本園の教育方針をご理解いただきそして真剣にお子さんの教育を考えて本園を
選んでくださり応援していただいていることを嬉しく思っていますとともに大変感謝しています。
幼稚園選び(さがし)のお父さん・お母さん
とまどうことなくお子さんの人格形成の基礎・土台となる時期をご一緒に考あっていく場をお決めになって下さい。
園長 西崎澄子