「おさとり」という言葉はあまり知られていませんが 仏教行事の一つで お釈迦さまが「人間はみんな助け合って 生きていかなくてはなりません。世界中の人がみんな仲良く そして明るくたくましく やさしい 心の人になってください」と お悟りになられました。 その日が12月8日で「成道会(おさとりの日)」といいます。
本園ではこの日をお祝いして 年長児の園生活のひとこまを合奏と劇あそびの活動を参観していただく機会にしています。
< 合 奏 >
主に打楽器です。幼児期はいろんな音を楽しむことから リズム表現に興味・関心をもつことを重視し 音階のある楽器(例えば ピアニカやハーモニカなど)を教えこむことはしません。カスタネットやタンバリン・すず・トライアングルなど それぞれの楽器の特徴や音色の美しさを交互に表現しあったり 大太鼓やシンバルなども加わると 迫力のあるリズムになり子ども達は合奏の楽しさを感じます。合奏の活動を通して一人一人が楽器の役割担当を果たし みんな力を合わせることで 完成していく過程に満足感や達成感が育ちます。
*今回のそれぞれのクラスの合奏曲は「キラキラ星変奏曲」 「さんぽ」 「アンダーザ・シー」でした。
< 劇 あ そ び >
まずはどんなお話がいいか クラスのみんなで考えあいます。
やさしいお話・たのしいお話・勇気のあるお話・助け合うお話など 子ども達の思いがでると 先生がそれにちなんだ お話を何点か 選んで再度 話し合い1つに決めて 役割も決めていきます。
クラス全員で取り組みますので1つの役を3人~5人で前半と後半に分けて出たり 必ず1人ずつが声を出すようにして 1人1人が大きな声で表現していきます。ドキドキしながらも どの子も頑張りました。3クラスとも全員出席。
*劇は「ピーターパン」 「かさじぞう」 「鳥の王様コンテスト」でした。
<年 長 児合 同 劇 「 お 釈 迦 さ ま 」 >
お釈迦さまの誕生から「どうして人間は年をとったり けんかなどするのでしょう~」と悩み苦しみ修行をされ おさとりをひらかれるまで 劇の表現活動を通して 子ども達が知っていく機会にしています。年長児が合同で取り組み12月8日には全園児も見て 次年度へとつなげていっています。演じやすいように 表現方法の工夫がなされていて今年も 子ども達は理解し喜んで 真剣に頑張りました。